複合経路検索サービス「mixway」が都内のドコモ・バイクシェアに対応

2018.08.01 乗り物 ライター:__agar

公共交通機関とシェアサイクルを組み合わせ移動ルートを導き出せる複合経路検索サービス「mixway」が、ドコモ・バイクシェアの運営する都内10区のシェアサイクルに7月31日から対応しました。実証実験としての実施で、9月30日までの提供となる予定です。



「mixway」は、電車やバスなどの公共交通機関と、シェアサイクルでの移動を組み合わせた経路検索ができるサービスです。5月から札幌のシェアサイクル「ポロクル」で同様の実証実験を行っていて(こちらは8月末まで)、今回新たに、ドコモ・バイクシェアが東京都内の10区で運営しているサービスを含めた経路検索に対応しました。

対応するサービスは、千代田区コミュニティサイクル(ちよくる)、中央区コミュニティサイクル、港区自転車シェアリング、新宿区自転車シェアリング、文京区自転車シェアリング、江東区臨海部コミュニティサイクル、品川区シェアサイクル、大田区コミュニティサイクル、渋谷区コミュニティサイクル、練馬区シェアサイクルです。


アプリなどはなくWebサービスとして提供されており、こちらから利用できます。一応PCからも見られますが、基本的にはスマートフォンからの閲覧や操作に適したUIとなっていますね。

実際にいくつかのルートを試しに検索してみましたが、必ずしもシェアサイクルの利用を勧めてくるというわけではなく、シェアサイクルでの移動、電車やバスでの移動、徒歩での移動をそれぞれ検索した上で、最適な組み合わせを提案してくれます。


どこのサイクルポートで借りてどこに返すのか、そのポートには今何台の自転車が並んでいるのかといったことも同時に確認できます。既存の各シェアサイクルサービスのサイトやアプリでももちろんこういったことは検索できるのですが、乗換案内とポート検索を行き来しながら一々考える必要は無くなるので、特に土地勘のない場合などはこれまでと比べてかなり使いやすくなるのではないでしょうか。

mixwayは「駅すぱあと」を運営するヴァル研究所によって作られたサービスなので、テスト中のサービスとはいえしっかりした精度のものなのは安心できますね。やや気になる点としては、電車区間のルートが1通りしか提示されないことや、それぞれの移動方法を所要時間や料金などでソートできないため、何をもって最適なルートとしているのかが見えにくいです。ただ、あくまで実証実験なのでそういった細部は製品段階で突き詰められていくべきであって、現時点で言えることとしては間違いなくシェアサイクルをより有効に使う手助けになるサービスだと思います。


メインの機能はもちろん経路検索なのですが、あわせて提供されている「リアルタイムポートマップ」という機能も良い出来でおすすめです。駐輪台数に応じてポートごとのピンの色が変わるので、地図を見ただけで視覚的に状況を把握出来ます。


ドコモ・バイクシェアのアプリでも各ポートのリアルタイムの台数を確認すること自体はできるのですが、マップ上からポートを選んで詳細を見るまでは分かりません。近隣にいくつかのポートがあって、さあどこから乗ろうかな?という場面ではmixwayのマップの方がサクッと探せそうですね。

まとめ

都内では赤色で目立つドコモ・バイクシェアのシェアサイクルがあちこちに配置されていて、存在自体は知っている人が増えてきているのではないかと思います。一方で、「使い方が分からない」「サービスエリアやポートの場所が分からないから具体的な利用シーンがイメージできない」「そもそも電車で移動した方が早いんじゃないか」など実際の利用に至るまでの疑問も多々考えられ、そういった意味では、有効な場面がはっきりと分かり必要な情報がワンストップで得られる「mixway」のようなサービスは良い橋渡しになりそうです。

今このサービスを知っていて真っ先に試している人は少なからずシェアサイクルを利用するという考えが既にある人でしょうから、究極的には、ごく普通の経路検索サービスや地図サービスなどにこういった仕組みが組み込まれて、日常的な足の1つとして提案されるのが理想かもしれませんね。

現状ではやや実用するにはシンプルすぎるところもありますが、正式サービス化や他のシェアサイクルへの対応、全国展開など、今後に期待したいサービスです。

Source: プレスリリース