7インチ液晶、Core m3のモバイルPC「GPD Pocket 2」ファーストインプレッション

2018.11.04 PC・Mac・周辺機器 ライター:__agar

11月3日に家電量販店などでの販売が開始された、中国GPD製の7インチモバイルPC「GPD Pocket 2」を購入しました。しっかり使い込んでみてからのレビューは追々書いて行く予定ですが、まずは軽めにファーストインプレッションをお伝えしたいと思います。



少しややこしいのですが、GPDの国内代理店は1つではなく、天空やデント、MCM Japanなど数社が扱っています。経由する代理店によって保証やサポート体制、発売時期などにやや違いがあるのが悩みどころ。

私は少しでも早く手に入れたかったので、11月3日発売のリンクスインターナショナル取扱モデルを選びました。ビックカメラ系列やヨドバシカメラなど、家電量販店の店頭に並んでいるGPD Pocket 2はこれにあたります。今回はつくもたんのクリアファイルがもらえるのでTSUKUMOで購入しました。


パッケージはこんな感じ。一見PCが入っているとは思えないような、中華スマホなどでよく見かける雰囲気の箱ですね。


GPD Pocket 2本体のほか、ACアダプタとUSB Type-Cケーブルが同梱されています。


金属製のボディで、ぱっと見は“小さいMacBook Pro”のような佇まい。サイズが小さいので比率的に分厚く見えるかもしれませんが、店頭で旧モデル「GPD Pocket」と並んでいるところを見ると、かなり薄型化されたことが一目で分かりました。

重さに関しては、GPDの公式サイトでの公称値が465g、代理店(リンクスインターナショナル)のサイトでの公称値が510gとかなり差があるので気になっている方もいらっしゃるかもしれません。手元の個体での実測値は506gだったので、代理店側の公表している数値のほうが正確なようです。


冷却ファンがある関係で、背面には目立つ穴が開いています。各種認証の印字の中には、日本の技適マークと認証番号(R210-123296)も並んでいます。


キーボードの配列はかなり独特なので慣れが必要そうです。キーストロークやキータッチは見かけによらずしっかりしていて、「もう少し静かだといいな」とは思うものの実用的なフィーリングです。


初代GPD Pocketでは、ThinkPadのトラックポイントのような構造のポインティングデバイスが“スペースキーの下”に配置されていました。これは本家トラックポイントとは異なる配置で、正直なところ、置いて使うにも両手で使うにも中途半端な仕様だった印象。

GPD Pocket 2では光学式のポインティングデバイスに変わり、右上に移動しました。左上には左右クリックボタンが配置され、両手で持って使う時に「右手でカーソル移動、左手でクリック」と分担してスムーズに操作できる合理的な配置です。また、購入してから気付いた嬉しい誤算としては、実はこのポインティングデバイス、押し込めば右手側でもクリック操作ができます。簡易な操作ならある程度片手でも動かせますね。



USB A端子が左右合計で2つ、Type-C端子(充電兼用)が1つ、さらにイヤホンジャックとmicroSDカードスロットも。コンパクトながら拡張性は十分です。


7インチディスプレイということで、フットプリント的にはほぼタブレット並みの小ささ。スマートフォンと並べてもこのサイズ感です。もはや最近では7インチタブレットがすっかり絶滅危惧種なので、タブレットよりも小さいと言っても良いかもしれません。


VAIO PやLOOX U、工人舎やVilivのUMPCに憧れ、VAIO type PやIS01、N-08Bなどで遊んで育ったかつてのガジェット好き少年である筆者にとって、中身のハードやOSがどう変わってもこの手の「キーボード付きの小型クラムシェル端末」は独特の輝きを持って見えるのも事実ですが、“あの頃”の機種たちと比べれば、このような小さなマシンもかなり実用的なスペックで作れるようになったのだな、というのがGPD Pocket 2の第一印象でした。

Atomでもない上にメモリは8GBもある、これだけ快適に動く物が電子辞書より一回り大きい程度のサイズに収まっているのは感動モノ。軽く一通り触ってみた限りで、「ファンの制御が大雑把で、静かに使うには手動で適宜ボタンを押して止める必要がある」「ディスプレイが180度開くのは便利だけど、置いて使う時には実質100度ぐらいまでになってしまう」など、荒削りだなあと感じる箇所はいくつかあるのですが、特殊なPCでありながら高嶺の花ではない……どころか、スペック的に考えればそこそこ妥当な価格で出してくれている物ですから、ある程度価格なりの質と割り切って使うべきところはあるかと。まずは一癖あるキー配置を覚えつつ、使っていけたらなと思います。