ThinkPadのエラーをスマホアプリで確認、「Lenovo PC Diagnostics」を使ってみた

2018.11.24 PC・Mac・周辺機器 ライター:__agar

2017年以降に発売された「ThinkPad」シリーズ、および「ThinkStation」シリーズの一部機種には、万が一起動できなくなってしまった場合、エラービープ音をスマートフォン用のアプリに聞かせるだけでエラー内容を確認できる「Lenovo PC Diagnostics」という機能があります。先日、運悪くこの機能を試す機会が発生してしまったので実際に使ってみました。



今回起動できなくなってしまったPCは、マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga」の2017年モデル。電源ボタンを押しても画面は一切表示されない状態に。ただ、その際に独特のメロディーで大きなビープ音が鳴っていたので、「もしかしてこれで原因が分かるのかな?」と調べてみたところ、先のアプリの存在を知りました。

Lenovo PC Diagnostics | Google Play

Lenovo PC Diagnostics | App Store

専用アプリはAndroid版とiOS版が用意されています。今回はAndroid版を使用しました。


使い方は簡単で、アプリを起動した状態で問題の発生しているPCの電源を投入、ビープ音を聞かせるだけ。するとビープ音のパターンがエラーコードとして復号されて、「どのような問題が起きているから起動できないのか」、そしてどういった対策を取るべきなのかが分かります。今回の場合はシステムボードを交換してくださいという内容。

2016年以前のThinkPadシリーズにもこのようなビープ音でエラー内容を知らせる仕組み自体はあるのですが、人間が聞いてマニュアルを見ながら判断する必要のあるものでした。スマートフォンを使って確認できる、というのはなかなか悪くない工夫だと思います。


さらに、エラー内容を確認した後にFnキーを押すと、故障機のシリアル番号も同様にビープ音を使って取得できます。これで修理の連絡に必要な情報が揃うというわけです。ここまでやるならアプリから直接修理の申し込みをさせてくれ、という気はしないでもありませんが……。

まとめ

もしお使いのThinkPadが起動できなくなった時、画面表示ができない状態であってもエラー内容を確認できる手段として覚えておいて損はないでしょう。

ただしこの話にはオチがあって、上記のようにシステムボードを交換するしかないという診断を下されてしまった筆者のX1 Yogaですが、実際には本体を裏返してBIOSのリセットボタンを押したところ、問題なく起動できました。「Lenovo PC Diagnostics」で大層なエラー内容が表示されたとしてもまずは慌てず、落ち着いて通常通りの対処を試してみてください。