「AQUOS sense2 SHV43」レビュー。人気のスタンダードモデル、2代目の出来はいかに?

2018.12.06 モバイル ライター:__agar

「AQUOS R」以降の新体制となってから大幅にシェアを回復し、国内メーカーとしては出荷台数トップに躍り出たSHARP。フラッグシップモデルのRシリーズもさることながら、その躍進を支える大きな存在がスタンダードモデルの「AQUOS sense」シリーズです。



2017年に発売された初代モデルは計200万台を超える出荷台数を記録したといい、後継機の「AQUOS sense2」にも期待がかかるところ。今回はau版のSHV43をレビューしたいと思います。


低価格帯のキャリアモデルということで付属品はかなりシンプル。SIMピンも必要としない機種なので、本体以外は紙類のみです。さっそく、本体の外観をチェックしてみましょう。

外観


ディスプレイの縦横比が16:9から18:9に変更され、前機種と比べると上下の余白が減っています。画面と指紋センサーの間に空いていたスペースが無くなり、操作性が良くなりました。

写真の端末のカラーは「アイスグリーン」ですが、ブラック以外の各色では指紋センサーはすべてホワイトとなっています。パーツの種類を減らしてコストを抑える狙いでしょうか、見た目の違和感はそれほどないかと思います。


丸みを帯びた背面のフォルムは先代とよく似ています。素材は樹脂からアルミに変更され、サラサラした質感に。


カメラ部分は若干飛び出しています。


右側面には音量キーと電源キー。


左側面にはSIMカードスロット。


SIMピン不要で取り出せるタイプのトレイなので扱いやすいです。microSDカードもこちらに入ります。


上部にはイヤホンジャック。最近では廃止される機種も多いので、引き続き搭載されているのはありがたいです。


下部にはUSB Type-C端子。


細かな点ですが、auでは2018年冬モデルから一部の機種を除いて外装にキャリアロゴが入らないようになりました。AQUOS sense2も同様で、型番の印字がau版だと見分けられるポイントになっています。

デザインに関しては、個人的にはかなり気に入りました。初代AQUOS senseも上位機種と比べてクセのないデザインが気に入っていたのですが、樹脂からアルミへと筐体の素材をガラリと変えていながら、良い意味で雰囲気は変わっていません。丸みを帯びたシンプルなフォルムで、親しみやすくカジュアルなデザインをしっかり受け継いでいます。

(参考)「AQUOS sense SH-01K」の外観


以前、初代の「AQUOS sense SH-01K」もこのブログでレビューしました。参考までにいくつか前機種の写真を添えておきます。詳しくは以下のレビュー記事をご覧ください。

シリーズ初のdocomo with対象機種、「AQUOS sense SH-01K」レビュー

スペック・動作

AQUOS sense2 SHV43のスペック表

SoCSnapdragon 450 1.8GHz オクタコア
RAM3GB
ROM32GB
画面サイズ5.5インチ
画面解像度2,160×1,080(FHD+)
バッテリー2,700mAh
OSAndroid 8.1
アウトカメラ約1,200万画素
インカメラ約800万画素
サイズ約148×71×8.4mm
重量約155g
カラーシルキーホワイト / ニュアンスブラック / ピンクゴールド / アイスグリーン

初代AQUOS senseからの主な変更点としては、SoCが「Snapdragon 430」から「Snapdragon 450」に変更されてやや性能アップ。そして18:9のIGZOディスプレイが搭載されています。カメラもアウトカメラ・インカメラともに高画素化され、一方でRAM・ROM・バッテリー容量は据え置きです。


3万円台の機種ということを考慮して見ても、2018年現在の水準では遅くもっさりした動作と言わざるを得ません。au版では直接の競合機種が少ないので何とも言えないところですが、例えばdocomo版なら「Galaxy Feel2」、UQ mobile版なら「R17 Neo」といったライバル機種と比べると、動作に関してはかなり見劣りするというのが率直な感想です。

初代senseやもっと上位機種寄りのR compactもそうでしたが、SHARPの機種はあまりメモリを潤沢に積まない傾向があるのが惜しいところ。4GBは必須レベルだと思います。「ヘビーユーザーが使う機種じゃないから」と思われるかもしれませんが、決してスマートフォンに詳しくないユーザーが手にする可能性が高い機種だからこそ、出荷状態で動作が重く感じるようなギリギリの構成では後が辛いはずです。ましてや、2年間のアップデート保証をしているということも考えると……。

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ソフトウェア・機能


近年の他のAQUOSシリーズと同様に、Android標準に近いシンプルなUIながら、独自機能を盛り込んだ仕様となっています。


パートナーAIの「エモパー」、画面をなぞるだけでスクリーンショットを撮れる「Clip Now」、自動スクロールでニュースなどを机に置きながらでも読める「スクロールオート」、電車内などで役立つ「のぞき見ブロック」といった多彩な機能を、上位機種と同様に利用できます。また、おサイフケータイや防水も欠かせない方は多いのではないでしょうか。

カメラ

カメラについては、画素数が増えただけではなくピクセルサイズも大きくなった新センサーを採用、シーンに合わせたモードを自動で選択してくれる「AIオート」や、像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせて動きのある被写体にも対応できる「ハイスピードオートフォーカス」など、様々な面で進化しています。

以下、実際にAQUOS sense2で撮影した写真です。大きいサイズで見られるようにしてあるので、必要に応じて画像をクリックしてご覧ください。

夜景ではさすがにノイズが目立つものの、発色などはそれなりに見栄えはします。最近のフラッグシップモデルのようなスマートフォン離れした高画質を求めることはできないまでも、ある程度割り切った「スマホのカメラ」としては十分なレベルではないでしょうか。

まとめ


シンプルで無難なデザインに十分な機能、そして3万円台の価格というバランスの取れた機種です。キャリアモデル、それも国内メーカーの機種としてはありそうでないポジションで、今回も多くの人に受け入れられそうなベーシックモデルです。やや非力さが気になるので、使い方によってはauなら「HUAWEI P20 lite」、docomoなら少し高くなりますが「Galaxy Feel2」あたりも合わせて検討してみても良いかもしれませんね。