3年ぶりに使った12インチ「MacBook」、キーボードの進化に驚き

2019.01.01 PC・Mac・周辺機器 ライター:__agar

12インチの「MacBook」を先月半ばに購入しました。筆者は元Macユーザーですが、ハード面でもソフト面でも近年の進化の方向性が合わず嫌になり、Windowsメインに戻ってから早数年。

考えてみれば「macOS」に変わってからのことを何も知らなかったので、久しぶりに少し触ってみたいなと思い、ちょうど手頃な価格で売られていた現行モデル(2017年モデル)の12インチMacBookを手に取りました。


かつてMacユーザーだった頃、メイン機としては「MacBook Pro Retina」の13インチモデルを使っていました。世代としてはMid 2013、今のような薄っぺらいキーボードでもなければ、感圧トラックパッド(Force Touch)でもない、違和感がなく素直で快適な操作性を備えていた頃のマシンで非常に気に入っていました。


その頃、サブ機として「MacBook (Early 2015)」を使ってみたことがありました。12インチモデルの最初の世代です。新しいキーボードやトラックパッドは好きになれなかったものの、タブレット感覚で使える薄さと軽さ、そして「1kg以下の持ち運びに最適なMac」ということにそれ以上の魅力を感じたからです。

結果としては、その操作性に最後までどうも馴染めず、ハード面で今のMacが嫌いになった理由の1つだったのですが、まさか数年後に再び手にするMacが同じ機種になるとは思いもしませんでした。


なぜそれほど嫌っていた12インチMacBookを再び選んだかと言えば、一番嫌っていた「キーボード」が大幅に改善されたことを店頭の展示機で少し試しただけでもはっきりと感じられたからです。

どうも掴みどころのない、まるでタブレットの画面上のソフトウェアキーボードを叩いているような感覚が2015年モデルでは好きになれなかったのですが、現行モデルではMacBook Proなどに採用されている物と同様に世代が進み、以前と変わらない見た目や極端にキーストロークの浅い作りからは想像も付かないほど、しっかりとした打鍵感があります。普通の力加減で打っている分には、その“浅さ”をあまり意識せず打てるようになりました。


元々、小さな筐体の割にはスペースを最大限に使ってキーピッチやキーサイズがしっかり確保されていることはこのキーボードの美点でした。打鍵感がまともになったことでその長所が活き、この薄さ、軽さでこれだけテキスト入力において実用的なマシンは現行の12インチMacBookを置いて他にないのではないかと思うほどです。

新MacBook Airなどに採用されている第3世代バタフライキーボードは12インチには未導入なので、まだ伸びしろがある次期モデルが非常に楽しみ。


感圧トラックパッドに関しても、これが導入され始めた2015年モデルのMacBook ProやMacBookから思えば、制御技術がこなれてきたのか、よほど意地悪な操作をしない限りは自然に操作できます。


すっかり褒めちぎってしまいましたが、それほどにキーボード、そしてトラックパッドというヒューマンインタフェースのすべてに違和感があったあの12インチMacBookなのか?というほどに進化していて驚きました。見た目はこの数年間変わっていませんが、使い心地はもはや別物です。

ただ、惜しい点を挙げるとすれば、キーボードのフィーリングが良くなった一方で打鍵音はうるさくなりました。あまり強く打っているつもりはなくても、おしゃれなカフェで使うにはちょっと躊躇するかもしれません。

「静かだけれど物理的なキーボードを叩いている気がしない」2015年モデルと「見かけによらずしっかり打てるけれどうるさい」2017年モデル、どちらが好みに合うのかは、その人がどんなデバイスに触れて育ってきたかによっても真逆の答えが出るのかな……などと思ったりして。