Whiskey Lake搭載の最新モデル!「Yoga S730」レビュー

2019.01.02 PC・Mac・周辺機器 ライター:__agar

Lenovoが2018年11月に発売したモバイルノートPCの最新モデル、「Yoga S730」 を購入して使ってみました。最新の「Whiskey Lake」プロセッサを搭載する薄型ノートで、価格も10万円台前半とリーズナブル。発売から2ヶ月ほど経過した執筆時点でも、直販モデルは構成によっては売り切れてしまっているほど。今回はそんな注目機種をご紹介します。



決して高い部類の機種ではありませんが、パッケージは意外に凝っています。一瞬「あれ?Legion買ったっけ?」と思うような、どことなくゲーミングPCチックな配色が目を引く綺麗な化粧箱です。


付属品はACアダプタのみとシンプル。安価な機種ではまだまだUSB Type-Cでの充電は普及しきっていない印象ですが、しっかりType-C充電なのは嬉しいところ。


Yogaのロゴのみが入った天板は、丸みはなくフラットな形状。ボディーはアルミ製ですが、各社のハイエンドモデルと比べると表面の目が粗くギラッとした印象。写真では伝わりにくいかと思いますが、同じアルミボディーでもiPhoneと2〜3万円の中華スマホの質感は違うよね、と言えば分かる人は分かるかと。価格以上の高級感への期待は禁物です。


底面を見ると、各種表記はラベルではなく直接印字されていて綺麗な仕上がり。パームレスト側の両脇にはステレオスピーカーが搭載されています。


質感という点では先述の通り価格なりだと思うものの、狭額縁設計や薄さなど、デザイン面では安さを感じさせない部分があることもまた事実。デザインやサイズは「Ideapad 720S」に近いですが、Yoga S730は光沢ディスプレイです。実用面ではIdeapad 720Sの非光沢ディスプレイに魅力を感じる方も少なくないと思う一方、現代的なこのデザインに合うのは段差がなくスッキリとした作りの光沢ディスプレイかなとも思います。


LenovoのYogaシリーズといえば、360度回転するヒンジを備えたマルチモードPCのイメージですが、このYoga S730はごく普通のクラムシェル。「それならYogaではなくIdeapadなのでは?」と思ってしまうものの、実は今期から「スタイリッシュ、プレミアムなノートブック」という定義が新たに加わっています。「Ideapad S530」などの新機種も出ているのでブランドが統合されるということはなさそうですが、上位機種はYogaブランドになっていく、といったところでしょうか。


ThinkPad以外のシリーズでも180度開けるのはLenovoのノートPCの良いところですね。


直線的なデザインの影響もあるかもしれませんが、かなり薄く感じます。USB端子はType-Cのみではありますが、左右合わせて3ポート用意され、充電中でも機器の接続に困りません。

ちなみに充電用の印が付いているポートは左側だけですが、右側のポートからも問題なく充電できます。デスクのレイアウトなどに関わらずケーブルの取り回しがしやすい仕様です。


キーボードの配列はこんな感じ。今時の薄型モバイルノートにしてはキーストロークが深く、キータッチは悪くないのですが、若干クセのある配列です。左側はごく普通なのですが、右側に行くにつれて詰まっている上に段ごとにキー幅が変わっていくので、距離感がつかみづらいです。

特に問題なのはスペースキー周辺。一般的なJIS配列と比べてキー1つ分近く右にズレていて、このせいでホームポジションに指を置いた時に入力モードの切り替えがしづらくやや違和感があります。


Yoga S730は、第8世代Core iシリーズの追加モデル「Whiskey Lake」のCore i5-8265U/Core i7-8565Uを搭載しています。Whiskey LakeはCPU性能だけで言えばKaby Lake Refreshとの差は小さく、USB 3.1 Gen2への対応やGigabit Wi-Fiの統合といったチップセットの改良が中心。そのため、最終的な製品として手にするユーザー視点での変化はそう大きくないとは思うのですが、それでも最新のCPUが載っていて安い、というのは悪い気はしませんよね。

Kaby Lake Refreshに続いて、TDP 15WのUプロセッサながらクアッドコアとなっていて、処理性能には満足。ThinkPadのようなCTOはできないYogaシリーズなので、構成としては「i5-8265U/8GB/256GB」または「i7-8565U/8GB/512GB」の2択となります。SSDを512GBも積む構成を用意するぐらいなら、メモリも増やしてくれても良かったのでは……。

まとめ


Lenovoのラインナップの中でもいち早くWhiskey Lakeを導入した機種で、薄型かつベゼルレスな今風のデザインにこのコストパフォーマンスと来れば、売れ行きの良さにも納得です。

単にスペックと価格だけで言えば各社にこのクラスの機種はあるのですが、上位機種と遜色ない気軽に持ち歩けるサイズ感や、USB Type-Cでの充電、指紋認証などこだわりの要素を詰めていくと、10万円前後でYoga S730と同じ条件を満たせる機種はなかなかありません。

家電量販店などに並ぶ販売代理店モデルでは約15万円からと特別安くはないのですが、直販モデルに関してはかなりのバーゲンプライスだと思います。