ネットギア(NETGEAR)の10ギガビットイーサネット(10GbE)に対応する10GBASE-Tを2ポート装備するスイッチングハブ「GS110MX」を入手したのでご紹介します。
「GS110MX」には、1000BASE-Tを8つと10GbEに対応する10GBASE-Tを2つの合計10ポートが搭載されています。
内容物はスイッチ本体のほか、ACアダプター、ラックマウントキット、壁掛けキット、ゴム足、マグネット、インストールガイドが付属。
底面はゴム足またはマグネットのうち好みのものを取り付けることができます。マグネットを使用すればスチール製のデスク側面などに固定できます。
19インチラックに対応したブラケットが付属するので、ラックに固定することも可能。
10G対応ポートは2つだけなので、単体で使用する場合はPCを通常のポートに接続し、10Gでのリンクに対応するNASを10Gポートに接続するといった使い方になると思います。
現在使用している「GS108E」と比較すると、奥行きは変わらず10GbE対応コネクタがあるぶん横長になっています。どちらもファンレスで金属シャーシを採用しています。
10Gbpsでのリンクにはカテゴリー6A以上の規格ケーブルが必要(カテゴリー7が推奨されている)とされていますが、ケーブル長が55m未満の場合はカテゴリー5eケーブルも利用できるそうです。
10GbEは、最大伝送速度が10ギガビット/秒(つまり1.25GB/秒です)の通信規格で、通信速度は従来の最大1Gbpsから最大10Gbpsへと大幅に高められています。
ポート1~8の1000BASE-Tは2つの緑色のLEDがリンク速度に合わせて変化し、ポート9、10の10GBASE-Tは緑色と黄色のLEDでリンク速度を示します。100Mbps(Fast Ethernet)、1Gbpsでは黄色に、2.5/5/10Gbpsでは緑色に。
ネットワークの10Gbps化といえば光ファイバーケーブルを用いるのが主流で、個人で導入するようなのは逸般の方くらいでしたが、従来のLANケーブルと同じRJ45端子に対応した10GBASE-Tが登場したことで、個人でも導入しやすくなってきています。iMac Proなんかは標準で10GBASE-Tを搭載していますから、今後さらに普及していくことでしょう。
GS110MXのほか、Web管理画面に対応し、タグVLANやポートベースVLAN、QoSも利用できるGS110EMXという上位機種もあります。
スイッチだけあってもあれなので10GbE対応のNASなんかもちゃんと用意しないとなという感じになりました。