東海道新幹線では2022年1月3日、Uターンラッシュによる大混雑の影響で臨時列車「のぞみ860号」が急きょ設定されました。
運行当日の新大阪駅などでは自由席を求める乗客が大集結し、目も当てられないほどの大混雑となっていたようです。
この「のぞみ860号」は、グリーン車を除く普通車全車を自由席として運転。
同列車の設定は事前に案内されておらず、当日の18時頃に運行が発表されました。
《DENシャチホコからのお知らせ》
本日(1/3)は東京方面お客さま混雑のため、臨時の「のぞみ号」が走るよ!詳細は添付画像を見てね!
自由席で東京方面へご乗車予定のお客さまは、ご検討ください!DEN!DEN!#JR東海 #名古屋駅 pic.twitter.com/JUxtPNTBlp
— 【JR東海公式】名古屋駅混雑状況 Nagoya Sta.info. (@JR_Nagoya) January 3, 2022
今回の臨時列車では回送列車用のダイヤを使い、乗客扱いを行ったようです。
通常の「のぞみ」は1~3号車のみが自由席のため、普通車全車が自由席というのは非常に珍しい光景です。
800番台の「のぞみ」についても珍しく、通常の運行では設定されていません。
過去には2019年台風19号による救済列車として、最終「のぞみ64号」の後に「のぞみ860号」が設定されたことがあります。というか、流行り病の騒動もあったので最近ではこれくらいです。
筆者は新横浜駅で「のぞみ860号」の電光掲示を確認しました。その後入場券を購入しホームに上がり、「のぞみ860号」の到着を待ちました。
そもそも22時台にもかかわらず2~3分間隔で「のぞみ」号が到着し、スーツケースに連れられる人間が続々と吐き出される光景もまあまあ異常です。
一般人の行動が活発になり、かつての年末年始が戻ってきたのかと感じられる光景でした。
「のぞみ860号」はほぼ定刻で新横浜駅に到着。
始発駅の新大阪時点では側面の方向幕に列車番号が記載されていなかったようなのですが、名古屋到着時点では表示されていたようです。
他の列車と比較すると、車内の混雑はマシな印象です。実際に乗ってないのでなんとも言えませんが、過去の例を見ても「臨時列車は空いている」というのが通例のようです。
恐怖!普通車全席自由席のぞみ860号が出現 pic.twitter.com/TNmrIPKegI
— 質 (@_0_zero) January 3, 2022
なお、この日は特急「しらさぎ」が遅延したことにより、最終「のぞみ64号」でもイレギュラーが発生。通常は静岡県内なぞ見向きもしない「のぞみ」が新富士に停車し、さらに小田原にも臨時停車したようです。